2012/02/06
ヒートショックにご注意
これから益々寒さが厳しくなります。
1980年以前に建てられ省エネ効率が低い木造住宅が多い地域ほど、断熱性能が弱いため冬場に脱衣所と浴室に大きな室温差が発生するなどし、入浴中の高齢者の水死事故が増えるとみられることが、東京都健康長寿医療センター研究所などの調査で分かった。
ヒートショックを起こす原因は屋内の温度差です。真冬は暖房をしているリビングとまったくしていない廊下やトイレとの温度差は10度を超えます。暖房で暖められた身体は暖房の無いトイレや廊下へ出たとたんその温度差によって血圧の変動や脈拍の変動を起こして心臓に負担をかけてしまう。
強烈な寒波による影響も様々な形で出ている昨今、室内にいるから大丈夫と油断せず、ヒートショックにならないよう気をつけたいものです。
対応策としては浴室編
- ・脱衣室と浴室を十分暖かくする。
- ・入浴温度は低め(38度~40度)にする。
- ・高齢者や高血圧の人は一番風呂は避ける。(浴室が温まっていない)
トイレ
- ・夜間に何度もトイレに起きる高齢者はなるべくトイレに近い部屋で就寝できるように配慮する
- ・小型の暖房機などを設置し暖かくする工夫をする。
- ・カーテンなどをつける。(1.5倍の断熱効果)
- ・排便の際はいきみすぎない。(血圧、心拍数の上昇で心臓への負担増!)