2012/05/25

賃貸住宅管理業者シンボルマークを設定…国交省

賃貸住宅管理業者シンボルマークを設定…国交省


 24日、国土交通省は賃貸住宅管理業登録制度の登録業者であることを示すシンボルマークを決定した。


 同省では、”賃貸住宅の管理業務の適正な運営を確保し、賃貸住宅管理業の健全な発達を図ることで、賃貸住宅の賃借人等の利益の保護に資するため”、2011年12月より賃貸住宅管理業登録制度をスタートさせている。
 12年3月末現在の登録業者数は1,600と着実に増加している、しかし同制度の実効性を高めるためには、さらなる増加が必要と判断し、同制度を賃貸人、管理業者等に向けてより一層周知、普及させるためにシンボルマークを作成した。


 このマークは、賃貸住宅(マンション、アパート)をイメージした建物のシルエットを円形で囲み、貸主・借主に安心感、信頼感を与えるデザインになっている。
 また、貸し主、借り主、管理業者の関係の連続性、永続性を表現するために全体を一筆書きでまとめると同時に、「○(マル)=登録」を表現、提示した管理業者が登録業者であることをあらわしている。


 使用にあたっては、広く一般に認知が得られるよう、登録業者となったときから事務所への掲示、広告、封筒、名刺などにおいて積極的に活用してほしい、としている。

2012/05/17

最近よく聞くスマートハウスってどんな家?

最近よく聞くスマートハウスってどんな家?


最近TVCMなどでも耳にする機会が増えている”スマートハウス”。直訳すると「賢い住宅」ですが、大手ハウスメーカーのほか、異業種からも参入が相次でいます。この”「賢い住宅」=スマートハウス”そもそもどんな住宅なのでしょうか?


大手ハウスメーカーは2011年、相次いで「スマートハウス」を市場に投入します。スマートハウスというのは、”IT(情報技術)を使って家庭内のエネルギー消費が最適に制御された住宅。”具体的には、太陽光発電システムや蓄電池などのエネルギー機器、家電、住宅機器などをコントロールし、エネルギーマネジメントを行うことで、CO2排出の削減を実現する省エネ住宅のことを指します。省エネ・創エネ設備を備えた住宅がエコ住宅であるのに対し、エネルギーマネジメントシステムで最適化されたエコ住宅がスマートハウス(=賢い住宅)と考えられるようです。


この「スマート」という言葉は普通の日本人にとって「やせている」とか、「かっこいい」のような意味で使われていますが、本来は「やせてる」ではなく「頭がよい」という意味なのです。「smart」が形容詞で使われる場合、実はほとんどの場合「頭がよい」「賢い」を意味するのです。


ハウスメーカーは、住宅のライフサイクル全体でのCO2排出をマイナスとする「ライフサイクルカーボンマイナス住宅(LCCM住宅)」の実現に向けて、「スマートハウス」の開発に注力しています。消費者にとって「スマートハウス」は、エコであり、光熱費を削減できる経済性に魅力を感じる住宅なのです。
政府の支援策により住宅用太陽光発電システムの普及が進んで、自動車メーカー各社は2012年末にかけて電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の発売を予定しています。太陽光発電や燃料電池などで発電したエネルギーと、EVなどへ充電するエネルギーなど、住宅内のエネルギーを効率的に使っていくために、今後、「スマートハウス」は不可欠なものとなってくると考えられます。


では、スマートハウスの核になる設備やシステムはどんなものなのでしょうか?
スマートハウスの中核技術となるのが、住宅内のエネルギー機器や家電などをネットワーク化し、エネルギー使用を管理・最適化するホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)。HEMSの開発では、ハウスメーカーと電機メーカーの連携が加速しています。


もうひとつの鍵となるのが住宅用蓄電池。太陽光発電や燃料電池などで発電した電力や料金の安い夜間電力を住宅用蓄電池に蓄えれば、必要なときに使用することができます。2011年は、大手ハウスメーカーによる蓄電池付き住宅の発売も本格化します。また、EVやPHVに搭載された電池を住宅用蓄電池として活用するための実証実験も始まっています。


また、スマートハウスを取り巻く、スマートシティやスマートグリッド技術も注目されていて、スマートハウスは、ITを駆使し電力の需給を最適化するスマートグリッド(次世代送電網)を基盤に、エネルギー効率の高い都市(地域)づくりをめざす「スマートシティ(スマートコミュニティ)」の最小単位としても注目されています。




2012/05/15

平成24年度「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」公募開始…国交省

平成24年度「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」公募開始…国交省

平成24年度「住宅のゼロ・エネルギー化推進事業」の公募を国土交通省は5月11日開始した。
この事業は、中小工務店の躯体と設備を一体化したゼロ・エネルギー住宅の取り組みを募り、予算の範囲内で整備費等の一部を補助・支援するというもの。
応募期間は5月11日(金)~6月22日(金)必着で、7月末を目処に採択事業を決定する予定だ。
応募についての詳細や補助額、事業要件はホームページで確認できる。

2012/05/14

ショールームで“デジタルサイネージ”を用いた情報提供開始

渋谷ショールームで“デジタルサイネージ”を用いた情報提供開始…東急ホームズ


 今月12日(土)にオープンした「東急ホームズ・渋谷ショールーム」では、最新型タッチパネル式“デジタルサイネージ”を用いて、ユーザー主体で情報検索ができる情報提供システムの運用を開始した。


 ソフトバンククリエイティブ(株)とオリックス(株)が共同で提供する“デジタルサイネージ”は、駅や商業施設、観光地等人が集まる場所にディスプレイを設置し、ネットワークを通じて情報を配信するサービス。
 今回導入する“デジタルサイネージ”は、従来の一方的な情報発信機能だけでなく、利用者がディスプレイにタッチするだけで簡単に情報収集ができ、スマートフォン感覚で相互にコミュニケーションできるのが特長。


 今後は、首都圏18ヵ所の各展示場への展開も視野に入れ、さらなる魅力的なコンテンツの開発を目指す。

2012/05/10

遊休農地 活用に本腰

遊休農地 活用に本腰


 市内で遊休地となっている農地対策を函館市農業委員会は本年度に本格化させるようだ。農家の後継者不足や高齢化が急速に進む中、これまでは農家間でのやりとりが主流だった遊休農地の売却や賃貸などの仲介に初めて乗り出す方針だ。農地の農地としての利用促進を目指す。


 農業委員会によると、市内の農家は714戸(3月末現在)あり、農地全体の面積は約3800ヘクタール。このうち遊休化している農地はわかっているだけで約103ヘクタールに及ぶ。市は2009年12月の改正農地法の施行を受け、10年度から農地の利用状況の本格調査に着手した。10年度の農家を対象にした調査では、少なくとも計55戸の25・5ヘクタールが遊休農地となっていることが判明。昨年7月に所有者に利用増進を促す「指導通知書」を配布し、今年6月末までに遊休農地の耕作が再開されない場合は、8月までの利用計画の提出を求める。さらに、利用計画の届け出がなかったり、計画が適正でなかったりした場合、同委員会は指導よりも重い「勧告」を出し、遊休農地の所有者と希望者との間で、農地の売買や賃借などの斡旋を図る。それでも協議がまとまらず、放置された場合は法的措置もある。


 一方で、昨年11月には農家以外の農地所有者を対象に調査し、少なくとも約75㌶の農地が遊休化していることが分かった。同委員会は5月中にも今後の農地利用に関する意向調査を行う予定だが、「相続の関係で所有者が不明だったり、もともと日当たりや水はけが悪く、耕作には適さない土地も多い」(事務局)のが実態だ。
 一昨年の調査では、対象面積のうち、遊休農地で耕作を再開した農家は全体の2割程度にとどまり、半数以上が遊休化したまま。昨年の農家以外を対象にした調査でも遊休農地は全体の約2割に上り、事務局は「市内での遊休農地の全体像は不透明だが、優良な農地の有効活用を少しでも促進させたい」としている。

2012/05/09

太陽光パネル 無落雪屋根用に新工法…

太陽光パネル 無落雪屋根用に新工法…穴開けず雨漏り防止 


 函館の機械製造・設計会社ヤブシタと、大阪の大和ハウス工業は、無落雪屋根にビスで穴を開けずに太陽光発電パネルを取り付けることができる専用工法を共同開発した。ヤブシタは「新工法で雨漏りのリスクを解消できる」としている。


 一般的に太陽光パネルを屋根上に設置する場合、屋根の金属板に穴を開けてビスで固定する。しかし、傾斜が小さい無落雪屋根では水が流れ落ちにくいため、穴を開けると雨漏りが心配であった。


 そこで、同社は屋根の継ぎ目の突起(「はぜ」と呼ばれる)を挟んで固定する約10センチ角のアルミ製金具を開発。8個程度の金具を並べれば、パネル1枚(1.6メートル×0.9メートル)を載せることができる。さらに、従来のパネル用架台が不要となることから、荷重を軽減できる。ただ、新工法では、傾斜が5度程度と緩くなるため、冬場の発電は望めないという。


 大和ハウス工業の新築や増改築の住宅に導入する。ヤブシタは他メーカーの住宅向けの製品開発も進める方針。

2012/05/07

首都圏で一人暮らしの若者、8割強が「隣に住んでいる人の名前を知らない」…アットホーム調査

首都圏で一人暮らしの若者、8割強が「隣に住んでいる人の名前を知らない」…アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は2日、「今どきの若者“初めての一人暮らし”実態調査」の結果を発表した。これは首都圏で一人暮らしをしている若者の実情を把握するために行なった調査ので、調査期間は3月6日(火)と7日(水)の2日間。対象は1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住、賃貸物件で一人暮らしをしている未婚の10~20歳代の男女600名。インターネットにより調査を行なった。


隣人等との関係については…

  • ●「隣の部屋に住んでいる人の名前を知らない」(80.8%)
  • で最多となり、隣人との希薄な人間関係が浮き彫りに。一方で、まったく感心がないということではなく

  • ●「のぞき穴からチェックした」(28.2%)
  • ●「壁に耳をあててみた」(27.3%)
  • といった意見もみられた。


自身に起きた変化としては

  • ●「トイレの扉を開けたまま用を足す」(63.7%)
  • の回答から、誰にも気兼ねをすることのない生活が垣間見える結果に。

  • ●「新しく恋人ができた」(17.0%)
  • 等の回答も2割弱を占めた。一方で

  • ●「両親に対して優しくなった」という意見が4割を超え、
  • 「一人で生活することが“親のありがたみ”や“存在の大きさ”を実感する大切な機会になっている」と同社は分析している。 なお、

  • ●「静かなのが寂しくてテレビを点けるようになった」(44.7%)、
  • ●「誰かに『行ってらっしゃい』といわれると感動するようになった」(40.5%)
  • といった意見をはじめ、“一人暮らしの寂しさ”に対する回答も多く見られ、今どきの若者が家族や友人と、物理的・心理的につながっていたいと強く欲している様子が伺えた。

2012/05/02

桜前線上陸 松前から道内へ

桜前線上陸…松前から道内へ


 5月1日、松前町は松前城の前にあるソメイヨシノの標本木が開花したと発表した。日本列島を北上していた桜前線がついに道内にも上陸。これから各地をサクラ色に染めていく。松前公園のソメイヨシノの見ごろは4日から11日までだという


 日本気象協会北海道支社によると、道内の観測地点で開花が確認されたのは松前町が初めて。平年(4月30日)より1日遅く、昨年(同28日)より3日遅かった。


 標準木のソメイヨシノは、数日前からつぼみが赤く染まり、30日から花をつけ始めた。町の担当職員が1日早朝、5輪以上の花が咲いていることを確認、午前8時に開花を宣言。昼すぎまでに次々と淡い紅色の花を咲かせていった。町商工観光課では「連休後半は中咲きが見ごろを迎える。サクラの競演を楽しんでほしい」と話している。

2012/05/01

“まち全体が発電所”、日本初のスマートタウンが仙台郊外に完成…積水ハウス

“まち全体が発電所”、日本初のスマートタウンが仙台郊外に完成…積水ハウス


 積水ハウス(株)は27日、東日本大震災後に開発された宮城県内最大級の大型住宅団地、「スマートコモンシティ赤石台」(宮城県黒川郡富谷町)のまちびらき式典を執り行なった。同団地は、太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池とHEMSを搭載したスマートハウスを軸とした、日本初のスマートタウン。


 軸となるスマートハウス「グリーンファースト ハイブリッド」は、同社が2011年8月より販売を開始したもの。まち全体で1年間に発電する電力量は、電力消費量の約1.7倍の2,508MWhと大幅に上回り、近隣世帯へ1,039MWhもの電力供給が可能。


 また、災害時には集会所が避難所として機能するよう、「防災コミュニティセンター」を2ヵ所に計画している。このセンターには制震システム「シーカス」を導入するほか、防災備蓄倉庫を備えるなど、防災の面でも考慮した建物とする。


 なお、スマートコモンシティ明石台全体764区画のうち、同社所有区画数は431戸。



2012/04/28

銭湯巡って入浴券ゲット きょうスタンプラリー 函館浴場協同組合

銭湯巡って入浴券ゲット きょうスタンプラリー 函館浴場協同組合


 4月28日から、初の「はこだて銭湯スタンプラリー」をスタートする。これは函館浴場協同組合(会員22軒、長南武次理事長)の利用客の掘り起こし企画で、20軒の会員浴場が参加してにスタートする。参加者には、入浴箇所数に応じて入浴券をプレゼントする。


 同組合はこれまで、会員店を網羅した「はこだて銭湯マップ」を発行したり、「子ども無料入浴デー」を設けたりと利用客の開拓に力を入れてきており、今回の企画は数年前から温めてきた。今回ほとんどの加盟店が参加して実現した。


 参加店に備え付けのスタンプラリー用紙(マップとラリー台紙)を持参して入浴し、台紙にスタンプを集める。20軒全てのスタンプを集めると共通入浴券11枚とボディタオルを、12軒の入浴で入浴券7枚、5軒では2枚を応募者にもれなくプレゼントする。実施期間は12月末まで。スタンプの押印は大人料金(420円)で入浴した人に限る。


 長南理事長は「大きな浴槽のある銭湯には家風呂とは異なる良さがある。ぜひ参加して銭湯の魅力を知ってほしい」と話している。


 参加浴場など問い合わせは同組合事務局電話0138-22-0937