2011/11/19

住宅エコポイント

住宅エコポイントとは?

地球温暖化対策を推進するために国土交通省・経済産業省・環境省が勧める制度です。
エコポイント自体は”家電エコポイント”のように、1ポイント=1円に相当し、”住宅エコポイント”で色々な商品と交換したり、追加工事の費用に充てることが出来ます。
では”住宅エコポイント”は、どのような場合に発行され、どのぐらいのポイントが発行されるのでしょうか?

発行の対象となる場合は次の条件となります。

ポイント発行対象となる期間内に

  • >>1.エコ住宅を新築した方
  • >>2.エコリフォームをされた方

となっています。
エコリフォーム

ポイントの発行対象になる期間について
  • >>〔エコ住宅の新築の場合〕

平成21年12月8日以降、平成22年12月31日までに工事を着工し、平成22年1月28日を越え工事完了したものとあります。

  • >>〔エコリフォームの場合〕

平成22年1月1日以降、平成22年12月31日までに工事を着工し、平成22年1月28日を越え工事完了したものとあります。
ちょっと判りにくいので、簡単に平成22年4月現在で言うと”エコ住宅の新築”・”エコリフォーム”両方とも、すでに着工の条件である期日を越えた日であるので、条件として残っているのは、
「平成22年12月31日までに工事を着工すること」
だけとなります。
これ以降は対象となりませんので、実際に着工日が遅れることは間々あることですから、”住宅エコポイント”を利用したい方は早めに検討をしたほうが良いようです。

エコ住宅とは?

エコ住宅とは何でしょうか?エコポイント事務局が掲載している内容では下記のようになります。

  • >>1.省エネ法のトップランナー基準相当の住宅
  • >>2.省エネ基準(平成11年基準)を満たす木造住宅

とあります。

ここで詳しく解説すると難しくなるので、いったん覚える事としては、住宅メーカーが「新築でトップランナー基準というものをクリアしている。」
又は
「木造住宅なら平成11年の省エネ基準をクリアしている。」と謳っている住宅であればOKと考えて良いでしょう。

基準について詳しく知りたい方は、こちらをご覧下さい。
この基準であれば、持家・借家、一戸建て、共同住宅を問いません。

エコリフォームとは?

“エコリフォーム”とは何でしょうか?単純なポイントを挙げてみます。

  • >>1.窓の断熱改修
  •  

  • >>2.外壁、屋根、天井又は床の断熱改修

上記に併せて改修をする場合のみとして

  • >>3.バリアフリー改修

が挙げられます。

“エコリフォーム”とは、冷暖房などを節約できるような改修工事となり、1.2.とありますが、改修箇所が違うだけで、基本的には断熱に関する改修工事です。
実際に”エコリフォーム”でのポイントの多くはサッシなどの断熱改修工事のようです。

規模や、建材が多種多様にあるのですが、”エコリフォーム”には非常に細かい条件があります。

3.ですが、”エコリフォーム”を行う際のバリアフリーの改修工事についても、ポイントが発行されます。将来を見据えて、階段や浴室の手摺などをつけるにはいい機会だと思います。

注意しなければならない事

もし、改修工事を行う業者さんが、知らずに”住宅エコポイント事務局”に未登録の建材を使ったり、
金額を安くしたはいいものの、「断熱材の使用量が最低基準を下回っていてポイントが出なかった。」など、
ポイントを考慮すれば支払い金額は逆転していた。という事が考えられますので、リフォーム業者さんとの打ち合わせでは注意が必要です。

住宅エコポイントで貰えるポイントは?

では、肝心の貰える”住宅エコポイント”はいくら位なのでしょう?

〔エコ住宅の新築の場合〕
”一戸あたり、一律 300,000ポイント” です。
※太陽光発電など省エネ基準を補助とした補助金を国から受けているものは対象外となります。

〔エコリフォームの場合〕
“エコリフォーム”の場合、リフォームの規模や建材・施工面積により、ポイント額が決められています。
ですので、対象のポイント合計の上限として、”一戸あたり 300,000ポイント”となります。

その他、”エコリフォーム”と一体的に行う”バリアフリー工事”については、施工内容に応じて上限を”一戸あたり 50,000ポイント” としています。

ポイントの申請期限

“住宅エコポイント”を貰うには、期日までに申請しなければなりません。申請をする人は、新築住宅の購入者及びリフォームの発注者となります。(代理申請も可能です。)

〔エコ住宅の新築の場合〕
  一戸建ての場合
   平成23年6月30日まで

  共同住宅の場合
   階数が10階以下の建物 平成23年12月31日まで
   階数が11階以上の建物 平成24年12月31日まで

〔エコリフォームの場合〕
   平成23年3月31日まで
エコポイントの充当例その1

エコポイントの充当例その2

ポイントの交換期限は?

実際にポイントを貰うには期限があります。”エコ住宅の新築”および、”エコリフォーム”共に同じ期限です。

  平成25年3月31日まで

ポイントは何に使えますか?

ポイントの額に応じた商品券や、プリペイドカード、エコ商品などと交換できます。交換商品は決められているので、こちらからご覧下さい。

また即時交換工事というものがあります。即時交換とは、まず”住宅エコポイント”が確定した場合、ポイント分の金額を追加工事に使うことです。
新築でも、リフォームでも可能です。どちらも、追加工事が対象となります。
即時交換の場合、”住宅エコポイント”は工事施工者へ支払われます。

申請の際に必要な書類など

AdobeReaderプラグインが必要となります。実際に申請する場合は、申請書類以外に、さまざまな添付書類が必要となります。下記に手引がありますので参考にしてください。

■リンク先について

“住宅エコポイント”記事中のリンク先は、国土交通省、経済産業省、環境省にて運営されている「住宅エコポイント事務局ホームページ」へのリンクとなります。