2013/03/12

耐震診断ユーザーの9割が、事後防災などの対策を実施…

耐震診断ユーザーの9割が、事後防災などの対策を実施…木耐協

6日、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は「耐震診断受診者の意識に関する調査データ」を発表した。

2011年12月1日~12年8月31日に木耐協で耐震診断を実施した人にアンケートを送付し、返信のあった693名の回答から、東日本大震災以降に行なった対策や地震に対する意識等について分析を行なったもの。 

「震災以降、何か具体的に行なったことはあるか」の問いには、90%以上が「ある」と回答。その内容は、「防災・避難グッズを用意」「食料の備蓄」「緊急避難所の確認」など「事後防災」が多かった。同組合では「地震後の準備が役立つのは、地震で生き残った後であり、最も重要なのは、地震が発生した時にいかに自分の命を守るか。当組合では積極的に耐震補強を推進していく」とした。

また、「今後10~20年以内に大地震が発生すると思う」と答えた人も、全体の約90%で、「自分が地震に遭うと思うか」との問いには、69%が「思う」と回答した。同組合では、08年の同設問での回答割合が59%だったことから、「地震災害を自分の問題としてとらえている人が増えた」と分析している。

調査データの全結果はホームページ参照。