2013/03/08

雪下ろしを安全に行うには…

雪下ろしを安全に行うには…

自宅屋根に大量の雪がある場合、どう対処すればいいのか。

屋根の雪下ろしはとても危険、特に気温が上がる3月は雪が解けて足元も滑りやすくなる。業者に頼めば1時間以内の料金は1万円程度が相場。節約のため自分で作業することも考えるだろう。しかし、できれば業者に頼むのが一番安全で安価で済むことになるかもしれない。

どうしても自力で行う場合は、単独での作業は絶対にしないこと。2人以上で声をかけながら行うのが鉄則で、1人は下で見張りを行いながら通行人に対する注意を呼びかける。もう一人が万が一作業中に屋根から転落した場合、すぐに対応できるからだ。

使用する道具として、命綱は必須。工事現場で使うようなロープ付きベルトが最適で、これは1万円以内で販売されている。一方を腰に巻き付けて、他方は煙突などの突起物にくくりつけて使う。あと、靴は、底に溝があって滑りにくいもの、できれば冬用の長靴をはくほうがよい。それと「はぜ」と呼ばれる雪止め金具。これはトタン屋根の突起部分などに固定して屋根からの落雪を防ぐのが本来の使い方だが、屋根の上を移動する際の足場代わりにちょうど良いし、命綱をくくり付けてもよい。ホームセンターなどでは1個200から300円で販売されている。

作業は午後よりも午前で、雪解けが進みやすい時間帯を避け、晴れより曇りの時に行い、屋根から水滴が落ちてくるなら作業は中止にする。