2011/11/19

不動産投資の要点

不動産投資のメリット

1.安定収益源の確保

毎月安定した賃料収入をもたらしてくれる賃貸経営は、私設年金として豊かな人生を支えてくれる経済的基盤となります。

2.節税効果

賃貸経営による不動産所得を確定申告をすれば、賃貸経営による収支がマイナスの場合は、
損益通算として給与所得から控除でき、すでに源泉徴収されている所得税の還付を受けられます。
減価償却は、建物部分の借入金利、管理費・建物修繕費、火災保険料等が必要経費として認められ、収入から控除できます。

3.相続対策

賃貸経営は、相続税の節税となります。不動産の場合、相続評価は建物は固定資産税評価額が基準となり、
取得の50%程度となります。賃貸用の場合は更に借家権割合30%が控除できます。敷地は、時価の80%が目途の路線価が基準となります。

4.インフレ

もしインフレになると物の価値は上昇し預貯金などの貨幣価値は低下します。つまりインフレ時には、収益不動産の価値や賃料相場の上昇が考えられます。

5.生命保険の代替

銀行等からローンを利用してアパート等の収益用不動産を購入する場合、銀行の指定する「団体信用生命保険」に加入することになります。
オーナーに万が一のことがあった時は、ローンの残債は生命保険によって精算されます。

不動産投資のデメリット

1.空室発生と賃料滞納者

賃貸経営は、入居者あってのものです。場所や広さ、設備、築年数などからみて家賃が相場より割高な物件には、
いくら良い物件でも入居者はつきにくいものです。結果、空室の発生となります。
空室の発生や、仮に満室でも賃料滞納者が発生すると、予定していた収入、利回りを確保できなくなります。

2.建物の老朽化

建物は年月が経つにつれ、確実に老朽化が進んでいきます。時に、予想を上回る修繕費や補修費が必要となる場合があります。

3.不動産価格の値下がり

不動産価格が下落した場合、取得した収益用不動産を売却した場合、売却損が生じる可能性があります。
したがって、ある程度の売却損を補填できる程度の利回りを考慮する必要があります。