2013/02/25

中心市街地活性化フォラームで国交省…

中心市街地活性化フォラームで国交省…松井氏講演

22日、函館市中心市街地活性化協議会(会長・永井英夫函館商工会議所副会頭)は函館市内のホテルで「中心市街地活性化フォラーム」を開催した。

函館市が国からの認定を目指している「市中心市街地活性化基本計画」について意見交換をおこない、今後のまちづくりの在り方を探った。関係者をはじめ、市民約130人が参加し、国土交通省の松井直人大臣官房技術審議官(函館市出身)が講演。

松井氏は函館を含む地方都市の現状について「自動車依存症」に陥っていると指摘。「函館には市電とバスの公共交通があり、現在数%しかない分担率を30~40%に上げることで高密度なコンパクトシティーが実現する」と強調した。また、「投資を呼び込む魅力的な場所づくり、人が集まる仕組みを作ることができるかがポイントだ」とした。

最後に「時代とともにまちの重心(繁華街)は郊外に移動しているが、中心市街地はまちの心臓であり、駅前のゾーンはまちの魂であることに変わりはない。中心市街地が元気になることで函館は復活する」とエールを送った。

パネルディスカッションには松井氏のほか、駅前と本町・五稜郭地区の代表としてはこだてティーエムオーの渡辺良三社長と新都心五稜郭協議会の小笠原勇人会長がそれぞれの地区の活性化への思いを語った。